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社長コラム6

2018年2月7日

 地球にすむ生物は動植物が35万種、昆虫800万種、微生物も含めて合計1400万種と推定されています。これらは私たちの食料になったり、空気や水を浄化したり、人間の生存に不可欠な様々な価値を持っています。しかし熱帯林の開発などで毎年4万種が絶滅しているとの報告があります。1992年にブラジルで開かれた地球サミットで生物多様性条約が採択され、①大量絶滅に歯止めをかける、②生態系を持続的に利用する、③遺伝資源の利益を公平に配分する、の3つを理念に掲げました。条約に加わる国がほぼ2年ごとに集まります。

 私たちが使う薬や食品には天然の植物や菌に由来し、途上国などの先住民が伝統的に珍重してきたものが多くあります。例えば清涼飲料水の天然甘味料ステビアは南米原産のキク科植物から抽出されました。インフルエンザ薬のタミフルも木から採る八角という香辛料が基になっています。将来も有用成分が見つかる期待は大きく、その意味で生物種は資源です。原産国にしか自生しない植物や菌でも海外に持ち出して増やせます。そこから新薬などが実用化した場合、利益は誰のものなのか。途上国は利益の一部を受け取る権利があると主張する一方、先進国は探索や製品化に多額の費用がかかるので応じられないと反論しています。現状では遺伝資源の入手や利益配分のルールがありません。会議ではほかにも生物の絶滅を抑えるための数値目標づくりや、先進国から途上国への資金協力などが焦点になります。

 次回は絶滅の危機にさらされている生物と、企業の生物多様性保全の取り組みを話します。