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社長コラム

2014年7月26日

人間の寿命

 

 リム童話に『寿命』という寓話があります。昔々神様はロバと犬とサルと人間に30年の寿命を与えようとしました。ロバは、重い荷物を運び続けるには長すぎる時間だと18年を神様に返上しました。犬は、そんなにいつまでも元気に走り回れないし、吠えることもできなくなり、歯も抜けてしまうと12年を神様に返上しました。サルは、人を笑わすためにいたずらをしたり、馬鹿なことをするには長すぎると10年を神様に返上したのです。

 ころが人間は、自分の家を建て、田畑に実りをもたらし、かまどの火が燃え盛って、これからの暮らしを楽しもうという時に、なぜ死ななければならないのかと嘆き、神様にロバの18年と犬の12年、サルの10年をもらえないかと頼んで、70年の寿命をもらいました。だから人間は、はじめの30年は人間としての寿命を生き、仕事にも精を出し、子供も作るようになりました。ところがその後は、へこたれながら重い荷を背負うロバの18年、足腰が弱くなり、歯も抜けた犬の12年、そして最後に間の抜けたサルの10年を過ごすことになりました。

 の動物たちが辞退した命の分だけ寿命をもらい、現代ではさらに鳥、豚、牛、魚等の命を頂いて、私たちは生きております。今や日本人の寿命は85歳を超えます。後半の人生を動物の年として生きるのではなく、人間としての生涯を生きるために、感謝を持って、食生活を大事にしたいと思います。