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社長コラム5

2017年1月28日

 1987年の夏、私は産業廃棄物処理施設見学を目的に米国へ行きました。バッファローからタクシーで産業廃棄物処理会社「シーコス」に向かいました。日本から同行したのは廃油、廃液の処理事情に詳しい産業廃棄物処理会社の営業マン、それに化学が専門の電気製造会社研究所の研究者でした。当時全米(イコール世界)で規模が一番大きい廃棄物処理会社は「ウエイスト・マネジメント」でシカゴにあり、主に北米工業地帯の自動車産業を顧客にしていました。二番は「ブラウィング・フェリス」でヒューストンにあり、主に南部の石油会社を顧客にしていました。第三位は「シーコス」でバッファローにあり、主に北部の化学会社を顧客にしていました。この会社を訪問先に選んだ理由は将来、化学処理分野に進出しようと私は当時考えていたからです。

 シーコスには予約なしで訪問したので、門前払いされるかなと不安でしたが、日本から訪ねてくる人間は珍しいらしく、先方もわれわれに興味を持ったらしく、気持ちよく受け入れてもらいました。受付の連絡で玄関ロビーに男女二人が現れました。女性で地域支配人のジュディー・チック氏が我々に訪問の目的などを質問した後、施設見学の許可を我々に与え、もう一人の男性に指示しました。上司が女性の方とわかったときには少し驚きました。男性の名はロジャー・シュラフ氏で化学技術者です。彼は我々を彼の個室に案内し、コーヒーを出してくれました。その場で彼は我々に処理施設の概要を説明しました。次に車で処理施設を案内してくれるのですが、我々はその広さに圧倒されました。空港くらいの面積がありました。処理場は薬品の臭いがしていました。ダウ・ケミカル、デュポン等顧客別に処理サイトが分かれていました。これは何か問題が起きたときに対処しやすくするためです。処理費を訊ねると、日本の10倍の数字が返ってきたのには驚きました。次に案内された分析室でも驚かされました。日本では法律で処理できない物質まであり、処理の多様性に感心しました。

 見学終了後、親しくなったロジャーにナイアガラの滝に連れて行ってもらいました。滝を上から眺めていると、合羽を着た見物客を乗せ、広大な滝つぼのそばまで行く船が見えました。私は日本と米国のスケールの違いに思いを寄せていました。